【薬価】ってご存じですか?

日本では医療用医薬品の価格について、製薬企業ではなく国が定める「薬価制度」をとっています。

医療用医薬品とは、医療機関などで医師から処方される薬のことです。
保険医療で用いられる医療用医薬品は、国が価格を定め、「薬価基準」に収載され、その「薬価」に基づいて金額が決定します。

八百屋さんで売っている野菜のように「イイの入ったから高くしよう!」とか「たくさん仕入れいたから安くしよう」とかすることはできません。

国が100円と決めたら100円。1万円と決めたら1万円。
「よーしおまけしちゃうよ!」
とかは出来ないのです。

薬価はいくつかの決まりに則って決まります。
一度決まった薬価は毎年定期的な見直しが行われます。
これを薬価改定といいます。
原則として薬価は毎年引き下げられるのです。

持っているお薬の価値が下がるというイメージです。
つまり調剤薬局で在庫しているお薬の大半が価値が下がってしまうことになります。

持っていても必ず価値が下がると分かっている株をたくさん買いたい人はいませんよね?
そのため、どの薬局さんでもそうですがなるべく損にならないように在庫を管理して発注をしているのです。
いつもより念入りに細かく注意して!

医療機関が色々バタバタして見える理由のひとつがココにあり?

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